第11章 Dream House feat.「こたつ de ×××」
『いっただきま~す』
揃ってを合わせると、賑やかだったリビングが急に静かになった。
みんなよっぽどお腹が空いてたみたいだ。
黙々と素麺を啜る音だけがリビングに響いた。
「おかわり!」
相葉ちゃんが言えば、翔君もそれに釣られる様に、
「お、俺も」
とガラスの器を差し出した。
その度に松潤は立ったり座ったりで、本当にいいお嫁さんみたいだ。
「あ、ねぇ、ご飯が終わったら、僕みんなとやりたいことがあるんだけど、いい?」
僕の声に、みんなの箸が止まって、視線が僕に集中する。
「なになに、楽しいこと?」
「お前はちょっと黙っとけよ、あいばか」
相葉ちゃんと和は…相変わらずだな。
「で、俺らは何すればいいの?」
空いた器を片しながら、潤が言う。
「そう言えば俺も詳しくは聞いてなかったよね?」
「うん、実はね…
僕たちは手分けして片付けを済ませると、それぞれ作業着に着替えて庭に集合した。
僕たちの足元には、のこぎりやら、斧といった大工道具が並べられた。
「さ、どこから始める?」
タオルを捩じり鉢巻きみたく頭に巻いた相葉ちゃんは、きっと一番やる気満々なんだろうね。
真っ先にのこぎりを手にした。
力仕事は相葉ちゃんに任せることにしよう。