第11章 Dream House feat.「こたつ de ×××」
「おかえり」
僕たちは玄関で3人を出迎えた。
「ただいま。なに、寝起きなんですか?」
パジャマ姿の僕たちを見て、和がニヤリと笑った。
「昨日遅かったからね」
「遅くまで何してたの?」
翔君の言葉に、松潤がすかさず突っ込みを入れる。
「なにって、そりゃ、まぁ、色々と?」
翔君が意味ありげに僕の顔を見た。
「まぁ、ね…」
「色々って、何?」
松潤が僕の顔をジロリと睨み付ける。
どうやらすこぶる機嫌が悪いみたいだ。
「ね、こんなとこで立ち話もなんだから、早く入ろ? 俺、腹減っちゃってさ」
相葉ちゃんが松潤の肩をポンと叩いた。
「そうですね。流石に朝食抜きはキツイ」
「俺も腹減ったし、先着替えてくるわ」
翔君の後に続くように、和と相葉ちゃんも靴をポ~ンと脱ぎ捨てた。
「…ったく、靴ぐらい揃えろよ」
松潤がボヤキながら、和と相葉ちゃんの靴を玄関の隅に揃えて寄せた。
「ふふ、本当だよね」
笑った僕の肩を、松潤の腕が引き寄せた。
「ここ、痕ついてるぞ?」
そう言って松潤の指が僕の鎖骨を撫でた。
「えっ、ウソ? 本当に?」
「ウソだよ」
焦る僕の唇に、松潤の唇が軽く触れた。
呆然と固まる僕に、
「キスくらいいいでしょ?」
目の前の超イケメタ男がウィンクを一つ寄越した。