第9章 ♦️24時間営業中
翔side
俺の後ろで相葉君が息を呑むのが聞こえた。
俺のことは気にしなくてもいいから、フランクに意識を集中してくれないか?
ズル剥けのフランクなんて…俺はいらないよ?
…って、そんなこと気にしている場合ではない。
トレンチさんがもう目前まで迫ってきているではないか?
「あの、何かお探しでしょうか?」
俺は愛想笑いを浮かべた。
「へへへ…、あんた俺より小さいだろ?」
何のことだ?
俺の何がトレンチさんより小さいって?
「ほら~、な?」
トレンチさんが小首を傾げ、厭らしく微笑むと、徐にコートの前を開いた。
そこには…
トレンチさんの言う通り、俺のよりも遥かに大きい”超特大フランクさん”が天を仰いでいた。
「お、お、お客様? あの、大事なモノが丸見えですが…」
両手で顔を覆いながらも、指の隙間から覗き見るトレンチさんのソコは、やっぱり俺のモノより大きい。
「ほら、君のも見せてご覧よ?」
「え、そんな…私のなんてあなたのに比べたら、まるで”租チン”ですから…」
俺は一体何を言っているんだ…
どうしよう、困ったぞ…
「な~んだ、その程度か。俺のがあんたのより、よっぽど大きいぜ。なんなら図ってみる? 長さと太さ」
相葉君…
君って人は…
トレンチさんよりも大きいモノをお持ちなのね?
あぁ、願わくば一度でいいから拝ませていただきたい。