第8章 ♥恋のカウンセリング受けてみない?
「ご、ごめん…驚くよな、急にこんな…」
ふふ、動揺しているようですね?
ではここでちょっと仕掛けてみましょうか?
抱き締める手に自分の手を重ねてみましょう。
そしてこう言うんです、瞼を伏せて。
「ううん、嬉しいの…。本当はずっとこうして欲しかったの」
はい、ウルウルの瞳で相手を見つめて!
「…キス、して?」
「いいのか?」
「…うん」
目は閉じるんですよ、いいですか?
ほらほら、きたきた!
ん~チュパッ。
よしこれで第一関門突破です。
次のステップに参りましょう。
「もっとして?」
どうですか?
ドキドキしませんか?
照れ屋さんを相手にする時には、こちらからアプローチすることも必要です。
何故って?
照れ屋な人というのは、必ずしも”奥手”ってわけではないんです。
本当は心の奥底に果てしない欲望を隠し持っているんです。
ただそれを前面に出してしまっていいものか、心の中で自問自答しているんです。
だからこちらから積極的に責めることで、答えを導き出してやるんです。
例えばこんな風にね?
「抱いて?」
シャツを脱いで、逞しい胸に思い切って飛び込みましょう。