第7章 ♦️逮捕しちゃうぞっ♥♥♥
潤が煙管の灰を火鉢にトンと落とした。
オイラの身体はその音にビクッと縮み上がる。
「大野の旦那、冥土の土産におめぇさんの聞きたいこと、教えてやろうか?」
肘掛けから身体を起こし、のろのろと立ち上がると、鮮やかな藤色の着流しの裾をピラっと捲った。
そこから覗く、獣柄の褌…
あ、ずん様…(〃艸〃)
…って、見とれてる場合じゃねぇ。
「お、おぅ、聞かせて貰おうじゃねぇか!」
オイラは目一杯の虚勢を張った。
ずん様…いや、潤が少しずつ距離を縮める。
「で、何が聞きたい?」
潤の手がオイラの顎を持ち上げた。
「お、お、おめぇが、連れてた男が、今日仏さんになって見つかったんだ。で、おめぇが何か事情を…知って…るん…じゃ………ずん様…ぁ…」
ずん様の手がオイラの懐に…
「可愛いねぇ、おめぇは…」
うん、オイラ可愛いの…
「…って、やめろやっ!」
吠えるオイラを潤と翔が顔を見合わせて笑う。
「な、何がおかしいんでぃ! もう、とっとと…」
…なんだっけ?
お、そうだそうだ!
「仏さんの話だよ、あの色男の仏さん!」
危うく本来の目的を見失うところだったぜぃ…