第1章 おそ松とキスとか
混乱する中で、されるがままも恥ずかしいので、何となく雰囲気で舌を動かしてみる。絡ませたり、吸われたり…。気持ち良い…?様で、ぬるぬるする……変な感じ…。
「ん、…っ」『んあ…はっ…んぅ…っ…』
2人の声が洩れる。
『お、そ松…』
「へへ、その顔、誘いにしかなんねーよ?ハル。」
おそ松は、指で私の唇の唾液を拭ってから、再び優しくキスを落とす。そしてまた深いものへと変えていく。
何度も何度も、離れては重ねを繰り返す。もう時間なんて分からなくて…。何度しても足りなくて…。
おそ松に包まれてるみたい…。おそ松の匂い、声、体温…どきどき、する……大好き、だいすき……。
「ハル。」
『ひっ⁉︎!?』
ぼーっとしていると、耳元でおそ松に囁かれた。
「あれ?もしかして、ハルって耳弱かったりする?」
『えっ、いや、ぼーっとしてたからじゃ…?分からないけど…』
そう言うと、おそ松は私の耳を舐めてきた。
『ひぇっ⁉︎く、くすぐったい!!』
「やっぱ弱いんじゃ〜ん?」
と、にやりと笑う彼。これは変な事を企んでる時の顔ですよね。おそ松は、にやにやしながら耳舐めを始めた。
舌で耳の輪郭をなぞられる。と同時に、背筋にぞくぞくと衝撃が走る。
『ひぁっ…!?あ、あぅ、あ、やっ…あっ!!あ、んんっ!!?』
「かーわい♪ハル。もっと声出してくれて良いんだよ〜?」
何、これ、⁉︎くすぐったいし、ぞくぞくするし、それに……っ!!
耳を舐められてるから、おそ松の声とか息とか、その、お、音とかが直接的に感じられて……
『あ、たま、おかしく、なるっ…』
「いーよ、我慢出来なくなるほど、もっとおかしくしてやっから。」