第2章 君の存在
『分かってるって~。
けどさ潤さん、かばいきれないとか言いながらも今回 の雅紀のタバコも見逃してるじゃん。』
『ま~ね … 駄目だよな。こんなんじゃ。もっと厳しく しないと』
『そうだよ!雅紀にはね(笑)』
するとその時いつベッドから出たのか
『あれ、二宮くん。 もう大丈夫なの? 顔が赤いけど? 』
松本の声に顔をあげ振り返るとその子が横に来て緊張の面持ちで 突然声をあげる。
『はい。 寝て起きたらかなりスッキリしたみたいです 。
あの~
櫻井先輩!
俺…好きです!
って あっ あの…
そういう意味の好きじゃなくて…
あ あの
お友達になってもらえませんか』
翔は大きな目をさらに大きく開いた
『い…いいよ 別に。
俺は櫻井翔。 君、名前は?』