• テキストサイズ

Pentagon【気象系BL】

第2章 革命


数日もすると、次々返信の葉書が俺の元へと届いた。

恩師のたっての希望もあってか、半数以上が出席に、マルかついていたが、中にはどうしても都合がつかず、欠席にマルを付けた者もいた。

でもその中に、彼からの葉書は無かった。

理由は分かっていた。

探偵を雇って、彼の身辺を調べさせたから。

調査報告書には、

数日前にバイトを辞め、アパートの家賃も滞っている、と…

つまり金にこまっている、ってことだ。

そして俺が何よりも驚いたのが、彼は高校卒業後、誰とも恋愛関係にならなかったこと。

彼はずっとただ一人を想い続けていたんだ。

あれから数年経った今でも、彼の心は手に入らないのだ、とこの時俺は悟った。


ならば俺は強引にでも彼を奪うだけ…
/ 297ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp