第1章 アヴェ・マリア
ワインと一緒に飲まされたそれが、効果を表したのは直ぐだった。
嫌悪感しか与えなかった行為が、快感に変わった。
それまで必死で保とうとしていた理性も、見事なまでに木っ端微塵に弾けとんだ。
相葉ちゃんの手がオレを握り、指先で撫で上げる。
「あっ…ん…んぁ…」
頭を凭げ始めたオレは、手で上下に扱かれて蜜を流し始める。
もっと触って欲しくて、俺は相葉ちゃんの手の動きに合わせて自ら腰を振った。
「も、だ…め…」
限界はすぐそこまで来ていた。
「大ちゃん、イキな?」
相葉ちゃんは蜜を溢し始めたそこを口に含むと、唇と手で刺激を与え始めた。
「やっ…あ…あぁっ……!」
ブルッと身震いすると、俺は相葉ちゃんな口の中勢いよく放った。
「あっ…ご、ゴメン…」
相葉ちゃんは俺の出したモノを、ゴクリと音を立てて飲み干すと、気にしないで…、と囁いた。