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【黒子のバスケ】拝啓、君へ

第14章 13年目




拝啓、苗字名前様


貰ったファンレターの中に押花が入ってるのがあってさ、わざわざ作ってくれたんだって。
ファンの温かさにじーんときたよ。
俺も年かな。

しかもその押花がキヅタでさ、俺の本を読んで探してくれたみたい。
嬉しかったなぁ。
俺にとってキヅタって名前の事だから、押花見る度に名前の顔が浮かぶよ。
ちゃんと机に飾ってあるんだ。
偉いだろ?

そしたら本物が見たくなって、この間見てきたんだ。
やっぱり名前みたいだった。
可憐だったよ。
そんな事はないって名前は言うかもしれないけど、俺には可憐に見えるんだ。
世界中の誰よりも可愛いよ。
言っただろ?俺には名前だけだって。

キヅタ摘んできたから、一輪名前にも渡しておく。

また手紙書くな。
大好きだよ。
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