第2章 告白
「えっと...どこだっけ~?」
「えーっと.....
あれっ??ニノ...?」
急にニノは黙って俯いてしまい..
俺は戸惑い、
顔を上げて欲しくて、
「ニノ?」
と肩に手を置いた。
すると、ニノはその手を
強く握り返しながら
顔を上げ、俺の目をじっと見た。
そして覚悟を決めたように言った。
ニノ「翔さん!!...好きです」
「えっ!?」
ニノ「翔さんが好きです
ずっと前から...」
「あの...ニノ...?」
ニノ「ずっと言わないでいようって、
そんなこと言って
ギクシャクしたくなかったし、
そんな風になるくらいなら....
いや...そうじゃなくて...
それより、ホントは...」
この辺から、告白というより
自分の気持ちを確認している、
というか..
自分に言ってるみたいになって、
ニノ「そうだ!...それよりも、
突き放されたら、
って思ったら、怖くて....
言えなかったんだ...」
「...じゃあ、どうして...?」
ニノ「嫌だったんだ!!」
「...ニノ..?」