第2章 告白
もともと、俺ら5人の中では
ニノが一番酒は弱い。
というより、羽目を外すまで呑まない、
というのが正しいかな…
今日も缶ビール2本目で
首筋まで、うっすら赤くなり、
ちょっとドキッとしてしまう。
(しっかりしろ!!俺!!
どーしたんだよ...
ニノだろう!?
俺も酔ったかなぁ....)
俺は、気を紛らわそうと、
ゲーム機を引っ張り出した。
「ニノ~...この間もらったやつ、
ちょっと、やってくれない?」
ニノ「どこまでいってるの??」
ゲームのコントローラーを持って、
慣れた手つきで
セーブされたところまで
たどり着く。
ニノ「あ~これね..?これは
こーすれば...ここにさ...」
「どこ?どこ?」
俺はニノの後ろから
肩の辺りに顔を近づけて覗いた。
すると、ニノの動きが
急に止まった。