第12章 誤解
収録の中で、今日は翔と2人で
ボーリングをすることになった。
仕事だから...
その辺は俺たちだって、わきまえてる。
....はず、だけど。
俺はほんとに大丈夫なのか、なんだか、
いろんなことが不安になる日は、
そんなことも、心配になる。
天の声が、不安な俺に追い討ちを掛ける。
天の声の人「二宮さん、
点差を縮める秘策はあるんですか~?」
「そーですね~...心をひとつにして、
赤ピンを狙います...翔さんと...」
櫻「こんな感じで、腕を組んで行きます!!
心をひとつに...」
そう言いながら、
俺の腕に自分の腕を絡めてきた。
(逆だけど…!!!)
天の声の人「それで、心がひとつに
なるんですね??」
櫻「なります!!」
天の声の人「それでは、お願いします!」
ボーリングの玉を持ちながら、
俺の目を見て頷く翔...
(俺、赤くなってんじゃないかな...?///)
俺も頷いて、俺から腕を絡めて行く。
櫻「行くよ!せーの...!!」