第11章 覚悟
旅行の疲れも取れていないのに、
ちょっととばしすぎたかな……。
ニノはぐったりしていた。それでも、
「ニノ、大丈夫?ごめんね...」
と声を掛けると、
ニノはニッコリ笑って、首を振った。
そんなニノが愛しくて、
髪を何度も撫でると、ニノは俺の手を止め、
ニノ「...翔って、ドS!!!」
と睨んできた。
(おっと!まだ元気、残ってるじゃん!!)
俺は笑って、ニノの可愛い唇に
そっと唇を重ねた。
「明後日の収録のとき、メンバーに言うよ」
ニノの目を見ながら、そう言った。
ニノ「相葉さん、ビックリするよね」
ニノはホントにおかしそうに笑った。
俺も「ヤバい...ちょっと楽しみかも♪」
その相葉くんは、俺たちの営みの最中も、
全く起きることなく、いい子で寝ていた。
きっと、服着て、2人でベッドに
寝ているのを見ても、
何にも怪しまないんじゃないかな~
俺たちは、(それでも一応服を着て)
仲良く寄り添って、朝まで眠った。
幸せで満たされて...♡
もちろん、リビングで眠る彼のことなど、
すっかり忘れていたことは、
言うまでもない...