第11章 覚悟
そして、5人での収録の日。
楽屋には収録を終えた俺たちと
何人かのマネージャーが片付けをしている。
俺はマネージャーたちに向かって、
「ちょっと、席を外して貰ってもいい??」
と言った。俺のこの場に不似合いなくらいに、
真面目な感じに、訝しげな顔をしながらも、
マ「分かりました...
終わったら呼んでください。」
と、連れ立って部屋を出て行った。
大「どーしたの??」
不安そうに眉をひそめて、言ったのは智くん。
相「なんか、あったの?」
相葉くんは、キョトンとしている。
松「......」
松潤は、何も言わず、
俺の次の言葉を待っていた。
ニノは、俺の顔をじっと見ていた。
俺は、フーっと息をひとつ吐いてから、
言った。
「みんなに話しておかなきゃいけないことが
あるんだ...
...ニノ、来て...」
俺はニノに近くに来るように言った。
ニノは少し俯きながら、俺の隣に来た。
相「なになに~?婚約発表でも、
始まるの~??」
変な緊張感に堪えられないのか、
相葉くんがいつもの調子で茶化した。
(お願いだから、黙っててくれ!!)
「実は、俺たち、つき合ってる」
大「えっ???」
相「ちょちょちょ...えーっ!!!マジ??」
松「....♪♪」
(松潤の視線がこえーよ////
なんか、言ってや~!)
「この間のニノとの旅行も、
そーゆーこと!」
ニノは、みんなの反応が怖いのか、
俺の腕を掴んできた。
(大丈夫!!)
そんな思いで、ニノの手の上に
自分の手を重ねた。
松「...やっぱりな~。
俺、ずっと、そうじゃないかと、
思ってたよ~///」
大「...えー!?松潤、気付いてたの??」
松「ニノの翔さんを見る目!!!あれは、
恋する目だったよ...」
(松潤、流石だな..それに引き換え、
相葉くん!!!驚いて、口開けたまま、
固まってるよ///)