第9章 異国
1月の半ばに、
少しだけまとまった休みが欲しいと、
ずっと言っていたが、何とか希望が叶い
4日間だけだけど、
続けて自由な時間ができた。
もちろんニノと休みを合わせた。
今まで我慢してた分を取り戻したい。
ニノと2人の時間を心行くまで
満喫したい。
その夜、久々にニノと俺の部屋にいた。
いくつかの国のガイドブックを
捲りながら聞いた。
「カズ~..行きたい所、ある~??
といっても、あんまり時間ないから、
遠い国は、厳しいかな...」
ニノは俺の言葉が終わる前に、
背中から抱きついてきた。
ニノ「俺は翔と一緒ならどこでもいい♡
ここにずっといてもいいし...」
「ダメだよ~♪せっかくの
長い休みなんだから~...」
ニノ「それよりも...」
ニノは後ろから俺の唇を捉える。
「...んん..カ..ズ...」
ニノ「ずっと、我慢してたんだよ!!
早く~♡♡」
ニノは俺の顔を両手で挟んで、
激しく唇を求めてきた。
息も出来ないくらいのキスは
久しぶりのわけで...
(あーもー!!!!これじゃ決まらないよ~//)
そう思いつつ、すっかりニノのペース。
(まっ、いっか...)
俺はニノをソファーに押し倒した。