第32章 ティンクとピーター夜の事情
【櫻井side】
西麻布のイタリアンな居酒屋に、
ジャニーズのメンバーが集まっていた...
人数にしたら、10数名...
俺は増田に連絡を貰って、
たまたま空いていたから行くことにした。
ニノも誘ったけど、その日はしやがれの
ロケで少し遠くに行くとかで、
『一人で行ってきて』と言われた。
その日1日取材で、
前の晩も遅くまで大学の友達と飲んでたから、
正直疲れてた。
早めに帰ろうって、そう思ってたんだ。
......思ってたんだけど。
飲み始めたら、楽しくて、
ジュニア時代の昔話なんかして、
斗真や風間たちと酒も進み...
......そして、潰れた。
俺がそんなになるのは、久々だった。
途中から、全く記憶がなくって...
.........
目を覚ましたら、見たこともない天井。
ガンガン痛い頭に...
ベッドには、見慣れない男の背中が...
.......
「わああああああぁぁ//////」
あんまり慌てたんで、掛け布団ごと、
ベッドから転げ落ちた。
「...ってぇ~...」
亀「あ、翔くん、おはよう♪」
「かっ、かめ...なんで..どうして..?」
亀「覚えてないんだ...全然(^^ゞ」
そう言いながら、ベッドに起きあがった亀梨和也は、
上半身裸で、きれいな筋肉が...
って//////
そんなことは、この際どうでもいい!!
「かめ...俺、まさか..何か..した...?」
亀「なんかって、なんすか~?」
なんすかってさ...俺、お前に手、出してないよな?
そう聞くのが怖くて、
俺は黙って、かめの顔を見ていた。