第32章 ティンクとピーター夜の事情
【櫻井side】
本番。
風磨とステージに立てば、
当然黄色い声援...
ファンの子って、
こういうのほんと好きだな(^^;
今回は投票で5位までに入らなかった、
ニノと相葉くんは、司会に回り、
ステージを盛り上げる。
脇で見守る彼の視線を感じながら、
俺はファンの子たちのために...
精一杯に踊って、風磨との
楽しそうな、仲良さそうな雰囲気を
届けようとして頑張った。
コンサート終わり。
それぞれが片づけて、
帰り支度をしていると、風磨が走ってきた。
風磨「兄貴~!!」
「おお!風磨、今日はありがとな~」
風磨「こちらこそです!
一生の記念になりました!」
「大袈裟だわ///」
俺が笑うと、風磨は真剣な顔で、
風磨「本当です。俺、これからも、
兄貴のこと目標に、
ずっとついてきますから...
...握手してもらっていいですか~?」
「おう..もちろん!」
俺が、風磨の手をがっちり握ると、
風磨「兄貴~///」
そのまま、風磨が抱きついてきた。
テンション上がったんだろうね~(^^;
その肩を、軽く抱き締め返す、その肩越しに、
その様子を、じっと見ている、
うちの奥さんと目が合った...
...俺が、なんか合図を送ろうとするより早く、ニノは、さっと目を反らせた。
......もう~///
しょうがね~なぁ~(*^^*)
今晩、可愛がってやっからさ❤
風磨の肩を抱きながら、
俺はもう、今晩のことを考えていた。
拗ねて唇を尖らせるニノの、
その唇を、いただくことをね~♪