第32章 ティンクとピーター夜の事情
『カウントダウンコンサート』の中で、
『夢のツーショット』と題して、
ファン投票による、グループを
越えたカップルのコラボが発表になり、
その二人で曲を歌う、っていう企画があった。
松潤や大野さんなんかも入っていたが、
その中で、翔さんと風磨の
ツーショットがあった。
ふたりの関係を知っているファンが、
仲良しぶりを実際に見たいって、
そう言ってリクエストしたんだ。
リハーサルは、
セクゾの紅白のリハと時間が被っていて、
翔さんは1人で歌って、踊っていた。
流石にA・RA・SHIは一人でやるには、
寂しい感じで...
俺が出てって助けてやりたかったけど、
そんなのおかしいしさ...
...仕方なく見ていた。
一人で風磨の立ち位置や、動きなんかも、
入念にチェックする姿には、
いつもながら頭が下がる。
お祭りみたいなライブでも、
手は抜かない...それが翔さんの...
嵐のやり方だ。
いつも一番いいものを。
どんな時も全力投球で...
そんな、嵐の姿勢そのものの真面目さで頑張る彼を、
俺は、客席から見守っていた...
歌の途中で目があったらから、
手を振ったら、
少し照れたのか、目を反らせて、
『バカッ』って顔した...
......可愛い...(^.^)
あのカッコよくって可愛い、
今ステージで踊ってる人...
俺んだからね!!
風磨になんか、渡さない!!
...渡さない、どころか、
貸したくない...
あっ、デートもヤだって意味だよ~///
↑誰も何も言ってない(-"-)