第31章 その後…
〔二宮side〕
翌日は、5人での仕事。
レギュラー番組の収録だ。
櫻「おっはよ~♪」
「おはようございま~す」
俺たちふたりが楽屋に入っていくと、既に3人は来ていて、俺たちに挨拶を返してくれた。
松「おはよう。お揃いで♪」
大「おはよ。今日は、みんな早いね~」
相「おはよ!ねえねえ、翔ちゃん!
昨日の...使った??」
相葉くんが、待ってましたとばかりに、翔さんの肩を抱いて、わざとらしく小声で言う。
松「昨日の...?」
相「そっ!...ニノちゃんにね~♪」
俺に振ってきたので、一瞬赤くなってしまう。翔さんは、そんな俺のことをチラッと見てから、
櫻「おー!!..あれね?..やぁー...
あーいうのも、何かね..新鮮でさ..」
翔さんの歯切れの悪い言葉に、相葉くんは興奮気味に食いつく。
相「それで??どーだったの?ねえ??
ニノ、似合ってたでしょ~♪
で?お願いした写メは?」
「...えっ!?...」
( 嘘でしょ?...あれ、この人のためだったの?)
焦る俺を横目で見ながら、
櫻「あー....それ?
.....それさ、....撮んの、忘れちゃった!」
相「え~!!言ったじゃん!」
櫻「ごめんごめん。」
翔さんは、誰にもわからないように、俺に、ウインクした。