第31章 その後…
焦るニノが、ちょっとツボの俺は、
「そっかぁ~...、そんなことで、カズは俺を嫌いになっちゃうんだ...。俺は、カズがどうなっても、
絶対、嫌いになんか、ならないのになぁ...」
と言ってから、笑った。
困った顔のニノを抱き寄せ、
「カズに嫌われないように、太らないようにしなきゃね~♪」
二「...もう..ごめんなさいって..」
眉を下げるニノが、可愛くて、
鼻の頭をペロリと舐め、
「なーんてね♪」
とウィンクした。
二「...もう~!!..」
ニノは安心したらしいけどね..。
ホントは、冗談でもないかな...って、思うんだ。
ずっと、ニノのカッコいい彼氏でいたいって。
ニノが、いつまでもときめいてくれる男でいたい..。
ずっと、ニノが、好きだ。って、思ってくれるように...。俺さ、そういう努力は、出来るしね♪
俺が、ちょっと思いに浸った後、
「そろそろ出るか..逆上せる前に...」
『...えっ??』
気がつくと、鎖骨の少し下に、ニノがキスしていて、
チクッとした甘い痛みが...。
二「..えへっ。着けちゃった~♪」
そこには、朱い花が、鮮やかに咲いていた。