• テキストサイズ

いつも貴方がいた【気象系BL】

第31章 その後…


〔二宮side〕

束になった糸には、それぞれ、
小さいビニール袋がついていて、
中には、黒い種が、いくつも入っていた。

俺が、見ていると、

大「それね、ひまわりの種だよ。」

松「どんな場所に降りても、そこで大きな花を咲かせるように....。どんなところでも、太陽を向いて、咲ける花....」

櫻「ひまわりかぁ...」

相「俺たちも、そうでありたいよね!って、
松潤がさ...。」

「松潤....。」
俺は、もう言葉が出ない。



松「はいはい、じゃ、お願いします!」

俺と翔さんは、顔を見合せた。

翔さんの綺麗な二重が、細められて、
ゆっくり近づいてきて...。

唇が触れあった瞬間、

赤と黄色の風船たちは、
青空に舞い上がった。

彼の手が、俺の腰をしっかりと抱き締めてくれ、
俺たちは、空に吸い込まれるように飛んでいく風船を、いつまでも、見ていた。



相「さっ!パーティーといえば、ご馳走でしょ♪
みんなで食べようよ!」

相葉さんの言葉で、みんな部屋の中に入っていく。

優しい笑顔で俺を促す翔さんに、
俺は、堪らず、抱きついた。

「幸せに...なろうね。」

そういう俺を、きつくきつく、抱き締めてくれた翔さんは、俺の耳元で、

櫻「カズ、愛してる。幸せになろう!」

と言った。

それでまた、涙がこぼれ落ちた。


/ 597ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp