第31章 その後…
松「え~と。結婚式のラストは、
夫婦の最初の作業として、
エコ風船を窓から、飛ばしてもらいます!」
相「翔ちゃん、風船見てよ!」
そう言われて、浮かんでいる風船のひとつを取って、ニノと覗き込むと、そこには、
『Be Happy』の文字。
松「大野さんが書いたんだよ。」
俺とニノは、大野さんを見た。
大野さんは、ちょっと照れ臭そうに笑って、
大「すげーいっぱいあるから、時間かかっちゃったけどね...。」
「智くん....」
俺が何か言う前に、ニノが抱きついていた。
相「風船の先には、花の種が付いてて、
日本中の、いろんなところで、
ふたりの愛の花が咲くように♪って、
俺ら、3人の願いも一緒になってるから。」
「みんな...」
なんて言ったらいいのか、感謝の言葉が見つからない俺の手に、大野さんが、黄色の風船を、たくさん持たせてくれた。
大「さあ、早く~!!」
戸惑う俺たちに、松潤が、
松「ホテルには、了解とってあるから。」
俺とニノは、持ちきれないほどのエコ風船を手に、バルコニーに出た。