第31章 その後…
〔櫻井side〕
誓いのキスを受けるニノの顔が....。
涙を湛えた瞳が....。
俺を、温かい気持ちで満たしていく。
重ねてから、ほんの少しニノの可愛い唇を啄み、そのまま、そっと離した。
松「...だけ?」
と言う松潤に、
「勘弁してよ~!」
と、俺は笑った。
大「じゃあ、その続きは、今夜、ここで、
ってことでね♪」
櫻・二「ここで?」
また、俺たちの声は、見事にシンクロした。
相「そっ!!この部屋、一泊借りてるから、
今夜は、ふたりで、どーぞ。」
「マジで??こんな広い部屋、
みんなで泊ろーよ!」
松「いえいえ♪そこは、遠慮するでしょ♪
ふたりっきりの、甘~い夜にしてよ~。
ねっ!」
急に松潤に振られたニノは、赤くなって、俺のスーツの裾を掴んだ。
相「なんか、ニノ、キャラ違くない?」
相葉くんがからかってきたけど、もう、いっぱいいっぱいのニノは、睨み返すしかできない。
なんか言ったら、また泣いちゃうから....。
そんな彼のこと、庇ってやりたくて、
「姫のこと、いじめないでよ~。」
と相葉くんからニノを隠してみせた。
相「いいなぁ~、カッコいい彼氏に守られてて♪俺だって、守られたいよ~。」
松「相葉さんには、俺がいるでしょ!」
相「松潤~♪」
松潤にしなだれかかる相葉さんに、
みんな一斉に笑った。