第31章 その後…
〔二宮side〕
「打ち合わせ?」
櫻「そー聞いたけど...」
「にしては、スイートなんて、あるかな?」
俺の言葉に、翔さんも首を捻った。
櫻「でも、ここのスイートって、凄いんだよね?
どんなか、楽しみじゃね?
こんな格好させられたし、撮影もあるんだよね?」
そう言ってウインクした翔さんに、
俺は、ちょっと赤くなった...はず。
すると、そんな俺をみた彼は、
不意打ちのキスをくれた。
軽く触れただけで離れたそれに、
「ちょっと!こんなとこで...///」
焦る俺の顔の横に両手を付いて、
(でたー!..これって、壁ドンじゃないですか!!)
櫻「ここじゃダメなら、どこならいいの?」
と顔を近づけてきた。
(もう!カッコ良すぎだよ!
キュンキュンするんですけど...)
.....チーン♪...
(あっ...最上階に着いちゃった...)
翔さんは、残念顔を隠さない俺の手を取って、
笑いながら部屋の前まで連れていき、
チャイムを押した。
着く前に、松潤にラインしてたみたいだから、
3人も、俺らが来ることは分かっているはず。
しばらくして、ゆっくりと、ドアが開いた。