第30章 エピローグ
「翔...。今日から...よろしくお願いします。」
ハニカミながら俺がそう言うと、
櫻「こちらこそ。どうぞよろしく!」
翔さんは、キラキラの笑顔で目を細めた後、
俺の顎を軽く持ち上げ、熱い眼差しで見つめてきた。
(...ああ...キスされるんだ...)
ゆっくり目蓋を閉じると、彼の唇がそっと落ちてきた。
擦り合わされるだけの、ソフトなキス...。
先に我慢できなくなったのは、俺の方...。
駆け引きなんかしないで、薄く開いたその中へ、
自分の舌を捻りこませた。
舌を絡め合い、それを強く吸われると、
その刺激は、当然、下半身に響く...。
......
ひとしきり唇を重ねた後、
櫻「とりあえずは......ご飯にしよう♪
続きは、ゆっくり、あ・と・で・ね。」
........
新居で初めての食事は、
俺の得意なハンバーグだった。