第29章 永遠
〔二宮side〕
深夜...。
何度も。
飽きるほどに、愛を確かめあった、その後。
.....
翔さんからの、
愛の告白。
俺たちのことを、真剣に考えてくれていること、改めて聞くことになった。
俺だって、もう何度も、
言葉と、態度で、
俺の気持ち、伝えてきた。
だけど。
...........
「翔。...これから先、翔と生きてくって、
気持ち、変わらないって、
俺は、自信を持って言える。
今まで付き合った娘と続かなかったのは、
いつも、俺の一番が、
貴方、だったからだと思う。」
櫻「カズ...。」
「この世界に入って、今まで続けてこれて、
今の『二宮和也』がいるのも、翔!
そこに貴方が、いたから...。
いつも近くに、『櫻井翔』が居てくれたから。
今、俺は、こうして、ここにいるんだ。」
櫻「......」
翔さんの目から、今にも、涙が溢れそうだった。
「だから、翔がいなくなったら、俺自身の存在だって、もう、なんの、意味も持たない。
一緒に、幸せに、なろうね」
言葉を選んで、できるだけ丁寧に、
精一杯の思いを込めて、
彼に、愛を誓った。