第28章 船出
〔櫻井side〕
俺とニノは真っ直ぐ俺のマンションに戻り、
お好み焼きの準備に取りかかる。
大野さんは、家に魚があるとかで、
持ちに行き、相葉くんと松潤は酒を
買ってくることになった。
「さっきの話だけど...」
俺が車の中で、そうニノに話しかけると、
ニノは少し笑って、
二「なんか、さっきはごめんね...
あそこでむきになることではなかったね。
...突っかかって、みんなに恥ずかしかったね。」
「いや...俺の方も、バカップル丸出しだった、
って、反省したよ。」
するとニノは、俺の左手を握って、
二「でも、言ったことはウソじゃない!!
ホントに、先に逝くなんて言わないでよ!」
俺は、笑ってニノの手を握り返し、
「わかった。ずっと一緒にいるから。」
......その時、信号が青に変わった。
(危なかった!あと少しで、
キスするところだった//)
.....俺は、少しだけ残念な気持ちで、
アクセルを踏んだ。