第27章 夢国
〔二宮side〕
翔さんが俺に内緒で、
何か企んでいることは、何となく分かる...
それが、ある番組絡みで、
俺には内容を話せないんだろうな...
というのも、分かってる。
....だから、聞かないよ~..深くは。
気になるけど、楽しみにしとこ~....っと。
マネージャーが、
スケジュール調整してるとこみると、
遠出なのかな...?
..........
風呂に入れたピンク色の『ソルト』は、
ホント、無駄に汗をかき...
後ろから抱き締められての、
いつもの甘美なムードは、
汗がやたらと目に入る...
まったり入ってるだけなのに、
汗が吹き出るという事態を巻き起こした。
櫻「ヤバい!!!熱くて、死ぬ///」
「ホント、俺も、限界...」
コンサート中のような汗だくの
お互いを見て吹き出し、
甘い空気も吹っ飛んで、大笑い。
櫻「相葉くんらしいプレゼントだよ...」
「ホントに。何したいの??って感じ。」
俺たちは、風呂から出ても、
しばらく何も着ることも出来ず、
腰に、バスタオルだけでリビングに...
冷蔵庫からミネラルウォーターを
一本出してきた翔さんは、
自分が喉を潤してから、
櫻「ハイ、どーぞ♪」と俺に手渡す。
俺もそうしてから、
「もう一回飲む?」
と彼に差し出した。
翔さんは黙って、俺の隣に座り、
腰に手を回す。