• テキストサイズ

いつも貴方がいた【気象系BL】

第6章 嫉妬



映画の内容は『さすが』というもので、
途中も場内からすすり泣きが漏れ、
最後も見終わった観客を
温かい気持ちにさせたハッピーエンドで、

いい映画だった。

噂のラブシーンも自然の流れで
綺麗なワンシーンに収まっていた。


でも俺は、それどころじゃなかった。

スクリーンで観た、ニノの顔や肌、
囁く声…、彼女の肌を撫でる手...


松「いや~...よかったね~
さすがはニノだね♪

ひと皮剥けちゃったんじゃないですか~?

...って..翔くん、大丈夫?」

「えっ??何...?」

松「メンバーの映画に感動してた?」

「あっ~...そうだね..よかったよ..
や~...ホント、うん...」

松「この後、大丈夫でしょ~?
ご飯、行こうよ」


俺は、胸の鼓動が収まらないまま
松潤の行きつけの店に連れて行かれた。

ホントは、ちょっとひとりになりたかった。


そんな俺の気持ちなんて知るはずもない
松潤は、ご機嫌で、当然2人の酒も進んだ。

いい感じで酔い始めた頃、

彼が来た。
/ 597ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp