第26章 合宿
俺が階段を降りていくと、
彼はゆっくり振り返り、ニッコリ笑った。
櫻「カズ...こっち、おいで♡」
そのとろけるような笑顔に、
俺は真っ赤になりながら、
翔さんの側に立つ。
翔さんは自分の左腿を叩いて、
そこに座るように促す....
...........
俺は、黙って彼の脚の間に入った。
....
........
俺の首に、手を回した翔さんは、
目を反らさないまま、ゆっくり引き寄せる。
「リーダーと潤くんは~?」
見つめ合ったまま、そう聞くと、
櫻「早く行けって...追い払われた。
松潤が『今日は覗かないから、安心して』
だって....
そう、言われてもね~...♡」
「ふふっ...」
笑う俺の唇に、彼の唇が静かに重なった。
チュッと軽い音を立てて離れようとする彼を、俺は両手で引き寄せて、深く口づけた...
唇を細く開けて誘うと、
当然のように入り込んできた彼の舌は、
俺のそれを絡めとる。
卑猥な水音が、静かな夜に響いて...
『覗かない』と言った彼らの存在が、
脳裏を掠める...
櫻「カズちゃん、積極的♡」
そう笑う彼の妖艶な口元を見ながら、
俺は、
「お風呂から、ずっと、ここばっか見てた♪」
と翔さんの肉厚な唇を指で触った。
その指を、口に含んで、
舌を絡め、吸い上げる。
(ねえ...ここで、このまま...??)