第26章 合宿
〔二宮side〕
買い物も一通り済ませて、コテージに戻る。
その途中。
スタッフの提案で、
(元々決まっていたらしいけど)
山に入り、そりをして遊ぶことに....
いいけど....
俺たちみんな30過ぎだよ~(^_^;)
画面的に、大丈夫かね...
大型のそりは、ギリ3人までなら乗れる。
こんなときに、先陣切って、
やってくれるのは、翔さん...
櫻「相葉くん、いこーぜ!!」
相「マジで?結構傾斜あるよね...」
そう言いながら、坂を登っていく。
櫻「いくぜー!!!」
下から見てても、ちょっと怖い。
でも、スキー場でもっと急な斜面を
滑り降りる翔さんは、ホントに楽しそう。
『せーの////』
ふたりを乗せたそりは、
結構なスピードで下りてきて、
最後半回転して止まる。
『ヤベー』を連発する翔さんと、
笑いが止まらない相葉さん...
続いて大野さんと松潤...
その2人を見てから、
俺の手をさっと取り、
櫻「二ノ、行くよ~♪」
(えっ...翔さんと!?顔が、にやける..)
櫻「俺にしっかり捕まってて..」
そう言いながら、
俺が翔さんの腰に回した両腕を、
更に引っ張って密着させる。
「前がよく見えなくて、怖いよ...」
櫻「大丈夫!!超楽しいから。
行くよ~...せーの////」
恐怖で翔さんを力任せに抱き締める。
彼の背中に頬をつけ....
(なんか、俺、超幸せそうな
顔してなかった~?
使わないでもらお~...っと)