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いつも貴方がいた【気象系BL】

第26章 合宿


〔櫻井side〕

キッチンもちゃんとしてて、俺たちは、
夕飯の買い出しに行くことになった。
メニューは、この時期なので、
『水炊き』

松潤が張り切ってくれている。

少し離れたところにある、
地元のスーパーに行った。

中でも、カメラが何台もついて来て、
普通の買い物客には、申し訳ない。

カートを押しながら、さり気なく、
俺の隣に並ぶ二ノ...

二「魚は、大野さんが見てたよ。」

二ノは、そう言いながら、
あの、人懐っこい笑顔を俺に向ける...

カメラの前だからか、
やけにドキッとする。

(あなた...わざとでしょ...)

「じゃあ、俺らは野菜見る?」
さり気なく、二ノから視線の反らせ、
俺は、野菜コーナーに行った。

二ノは、カートに体重を預けながら、
ついてきた。

こんな風に、食材を選ぶことはあ
まりないので、それだけで、
ちょっと嬉しい。

(新婚さん...みたい...って、アホか!俺)

春菊やエノキ、白菜に人参...
いろいろカゴに入れて、松潤と合流。

松潤は、鶏団子を作るとかで、
肉と真剣に向かい合っていた。

二「あの人、肉にもストイックだ...」

二ノが、笑うので、俺も一緒に笑った。


こんな、何てことないやりとりが、
俺を優しい気持ちにする。

二ノの隣は、
温かい....


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