第26章 合宿
〔櫻井side〕
今回の強化合宿の場所は
軽井沢の市街地からは
大分離れた場所にあり、近くには、
大きなホテルや牧場なんかもある、
コテージだった。
バスを降りるところから、
カメラが撮っている。
こういうときは流石に、
俺たちは別々に降りる。
二ノが、いつも大野さんや相葉くんといるように見えるのは、そのせいかもしれない...
松「けっこう、大きいね~」
相「すげー!!おしゃれ~♪」
始めに降りた2人がコテージの感想を…。
「いよいよ始まりますよ...
嵐の強化合宿...だって!!」
これは、俺のひとこと....
そして、大野さんは俺の後ろから、
いつもの妙な笑顔で力一杯のカメラ目線。
二「あの人、10秒前まで、
ガチで寝てましたからね...」
と大野さんをイジるのは、
最後に降りる二ノ....
今回は、台詞的なものは全くない。
好きにしゃべってくたさい...
ってかんじ。
こういうときも、俺たちの役割は、
何となく決まっている。
誰が話すか、自然と出来ていて、
それがイコール、俺達の空気感とか、
そんな感じになっている。
本当に、コテージの中は広くて、
普通の家に近い感じ。
リビングの暖炉に気づいた二ノが、
そっと俺を振り返り、笑った。
(やめろ~//その顔!!
俺をそそる...っつーの///
.....暖炉、思い出すし....)
大丈夫か.....?この合宿...
そう思いながらも、
少し、期待してる自分に気づいて、
笑った。