第26章 合宿
〔二宮side〕
翔さんとの思い出の地『軽井沢』
テレビとはいえ、かなりテンション上がる。
翔さんの前では、「めんどくさい」
な~んて言って見せたけど。
実は、結構楽しみかも♡
夜とか、みんな寝たら、
こっそり逢い引き....♡とか。
俺ってば、ちょっと可笑しな
性癖あるのかなぁ~?
『見られるかもしれない』そんな状況、
逆に好きかも.....
バスの中は、始めのうちは、
しりとりとか、簡単なゲームをして
盛り上がったけど、
バスが動いてるときは、
カメラを止める...っていうんで。
俺は、すかさず一番後ろの
席の翔さんの隣に....♪
櫻「...カズ...昨日..」
小声であわてる彼に、
「もう撮らないって...♡
大丈夫だよ...座ってるだけだし
...ね♡」
そう小首を傾げて言った。
(こーすると、だいたい
聞いてくれるんだよね~
翔さんは♪)
櫻「しょーがねーな~...
まあ、いいけど...」
(ほーらね♡♡)
俺と翔さんは始めのうち、
ちょっとはしゃいで、
相葉さんをからかったり、
話したりしていたけど、
いつの間にか、夢の中...
翔さんの肩にもたれて、
安心して....
俺たち5人を乗せたバスは、
まだ雪景色の中を、
軽井沢に向かって走っていった。