第25章 雪解
二ノの中は温かく、俺自身に絡みつく。
そのままの状態で、二ノの頬をそっと撫でて、
この日何度目かのキスをした。
二ノは、柔らかく笑って言った。
二「....翔。好きだよ♡」
「うん....」
二「....愛してる...」
二ノが、愛の言葉を惜しげもなく
俺に降らす。
いつもは、恥ずかしがって、
やっと言わすのに....今度のことは、
二ノにとって、
触れたくない事実だったんだろうけど....
それが、彼を変えたのかもしれないと...
そう思った。
いつも、
精一杯、伝えていこう…。
そんなふうに思ったのかも...
だこらこそ、
俺は、二ノの愛の言葉を
重く、受け止める。
もう二度と、
悲しませないと、誓うよ。
「愛してる...心から....」
その言葉に、
二ノの目尻から涙がこぼれる。
.........
そんな二ノを
しっかり腕に抱き締めて、
俺は、ゆっくり動き始める。
二「...しょお..好き..しょ..うっ//」
『ヤツ』は迷わず二ノの『イイトコロ』を
見つけて突き上げる。
二「....ふっ..うっ...あぁ...」
二ノから漏れる、喘声が、
俺の動きを煽る。
「カズ、俺....ヤバい..イキそう...」
二「....おれ..もっ....」
.......
...........
そしてふたりで登りつめ、
果てたのは、ほぼ同時だった。
二ノの爪を背中に感じながら、
愛しい君を、強く、強く、
抱き締めた。