第25章 雪解
〔櫻井side〕
二ノが、腕の中にいる。
今まで、当たり前だと思っていた。
傍にいてくれるのが、
隣で笑ってくれているのが、
当然だと、
そう思っていた。
いくつもの苦悩を乗り越えて、
俺たちを結ぶ糸は、どんどん強くなる。
これからも、いろんな事があって、
その度に、悩んだり、
悔やんだりするだろう。
それでも、
やっぱり、
俺のあるべき場所は、
ここなんだと思う。
二「....翔、花...ありがとう。
飾るよ...」
そう言って、俺の持ってきた薔薇を、
大きな透明の花瓶に生けた。
アップで貰った花も、花瓶に差し、
隣に並べ、満足そうに眺める二ノ.....
俺は、その首筋に顔を埋めて、
「今日は、泊まってく....いい?」
と囁いた。
すると、二ノは、あのはにかんだ笑顔で、
二「ダメって行っても、
泊まってくくせに...♡」
と言った。
その反応に、当然気をよくした俺は、
「シャワー、してこよーっと♪」
と一言。
すると、お約束通り、
二「.....スケベ...♡」
と上目遣いで笑うニノ....
.........♪♪
そりゃあ、そうでしょ...
ちょっとご無沙汰だったんだからね~♡