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いつも貴方がいた【気象系BL】

第24章 十戒


俺は、そんなふたりをぼんやり見ていた。
すると、俺の視線を辿ってから、松潤が、

松「翔さんと、なんかあったの?」

と言った。
俺は、その言葉に我に返ると、
松潤に精一杯の笑顔で答えた。

「何も...心配しないで。」

松潤は、そのまま少し俺の顔を見ていたが、

松「悩んだらさ...急いで答えを
出そうとしない方がいいよ。
焦ってだした答えは、
間違ってることも多いもんだよ....」

「.....」

松「自然と、自分の心が決めてくれる....
それがきっと、二ノの欲しい答えだよ。」

俺は、不覚にも、涙がこぼれそうになった。

(....松本潤...あんた、すげーよ。
いつだって、俺にとっての正解をくれる...)

泣きそうな俺に気づいた松潤は、
俺の両頬をペシペシ2回叩いて、

「二宮和也、しっかりしろよ!!」
と、最高の笑顔をくれた。

そのついでみたいに、頬に零れ落ちた涙を
親指で拭って、

松「ほら!!行くぞ。」
と立ち上がった。

「....おう...」

俺は、松潤の後ろからスタジオに入った。

モニターを観ていた
翔さんと大野さんの後ろを通って...


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