• テキストサイズ

いつも貴方がいた【気象系BL】

第23章 激情



〔二宮side〕

俺はハンバーグと簡単な野菜サラダ、
それにスープを作って、
翔さんの帰りを待っていた。

二週間ぶりに訪れた彼の部屋は、
やっぱり少し散らかっていて、
俺は甲斐甲斐しく片付けて、
掃除機をかけたりした。

そして夕飯の準備もバッチリ。
冷蔵庫には冷えたワインもスタンバイ。

彼氏の帰りを待つ、可愛い彼女ぶりが、
自分でも可愛いな♡と思う。


準備万端な俺は、いつの間にか、
ソファーで眠ってしまったらしい。


.....

........

...............


どのくらいたったんだろう。

ふと触れた、唇の感触に目を開けると、
ニッコリ笑う翔さんの顔が
俺をのぞき込んでいた。

櫻「ただいま♪」

「しょお♡」

俺は、彼の首に両手を絡め引き寄せた。

久しぶりに感じる彼の匂いに、
胸の奥が、キュンと締め付けられた。

これって、会えない時間が、
愛育てちゃった♪
パターンじゃないですか~?

櫻「カズ....疲れてるんじゃないの?
掃除までしてもらっちゃって...
悪かったね。」

翔さんは俺を抱き起こしながらそう言った。

「うんん//全然平気!!ご飯できてるよ~
食べよ♡」

翔さんは目を細めて笑って、

「帰ったときから、いい匂い、
してたんだよね~♪腹減ったし!!」

と言った。
/ 597ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp