第21章 危機
翔さんのあまりに完璧で、
身震いするほどの男前っぷりに、
うっとりしていたのに...
なのに.....
櫻「で..?まるに、なにされたの?」
と、聞いてきた。
「えっ??」
腕の中で振り返り、翔さんの顔を見ると、
笑顔.....だけど、その大きな黒い瞳の奥は、
笑ってなかった。
櫻「まるに、襲われたって...
どこまで、されたの?」
その低い声に、俺は、
蛇に睨まれた蛙状態。
「..キ...キス..」
櫻「だけ??」
「....後..胸を..」
櫻「直で??」
「...うん...」
俺から目を逸らさず、
尋問を終了した彼は、
櫻「よし!!洗い流す///」
そう言って俺の手を引き、
風呂場にまっしぐらに突き進む。
「ちょっと//...しょお..ねえ..」
あたふたする俺のことはお構いなしで、
櫻「ハイ!!バンザーイ//」
見事な手際で俺をまっぱにし、
自分は服のまま風呂場に入った。
「えっ??...翔は?」
俺の質問はしれっと無視の翔さんは、
シャワーを出し、ボディーソープを
両手で泡立てて、俺の胸にそっと触れた。
「...あっ..」
掌と指の先を使って、執拗に
俺の胸の先端と、その周りに刺激をくれる。
「...あぅ..やっ..んっ..」
俺から、甘い声が漏れ始めると、
今度は泡を洗い流した指を、
半開きになった俺の口の中に...