第21章 危機
(横ってば...この状況で、
何気に冷静だ...そこ、気付いた?)
丸「..へっ?...あっ!!...えー///」
最早、関西弁どころか、
日本語も崩壊しているまると、
相変わらず、締まりなく口を開けて、
茫然としている横...
お陰様で、俺は、涙も引っ込み、
何か、いい言い訳はないかと、
頭をフル回転させた。
すると、翔さんが、驚くほど...
いや..
惚れ直す勢いで男らしく!
櫻「二ノは、俺んだから!!!
まる!!手~出すなよ!!」
丸「はい!!!ごめんなさい///」
言い切った!!
姫を助けに来た王子様のような翔さんに、
まるも、思わず土下座//
横は...というと...
開けてた口が乾いたのか、
一旦唇を舐めて落ち着いてから、
横「...なんや..そーいうことか...
普段、仲いい、嵐やから、
そんなんなってても、驚かんけど...
しかし、驚いたわ~///」
櫻「今、驚かないって...」
横「あ~..そうやな~..言うたわ..
...しかし、まる、暴走すると、
訳が分からんようになるし..ほんまに...」
俺は、まるばっかりが、
悪者になっても申し訳なくて、
「いや..煽ったの...俺だし...」
と言った。
翔さんも横もビックリしたみたいたけど。
「俺...まるが、あんまり緊張してるから、
ちょっと、からかってやろうと思って..」
うなだれて、ボソボソ言うと、
丸「...二ノは、悪うない...俺..
ホント、我慢できなくなって...」
(...さっきのまると、
同一人物とは思えない...)