第21章 危機
「なになに?...いてーよ..
離せって...///」
ここへ来て、
まるは俺の目を見て、反らさない...
すげー至近距離で見つめ合ってるけど..
(ヤバい////)
そう思った瞬間!!
俺の唇がまるの唇に捕まった。
翔さん以外の唇に、こみ上げる嫌悪感。
逃げようとしても、
しっかりと頭と肩を押さえられて、
身動きが取れない。
(どうしよう..??/////)
息が出来なくて、やっとの思いで、
顔をずらして、大きく息を吐く..
何か言おうとして、まるを見ると、
また、唇を塞がれ、
床にそのまま押し倒された。
力の差は、歴然...
上から押さえつけられて、
俺はどうすることも出来ず...
まるの手が、俺のシャツをめくり上げ、
胸の飾りを触った。
その刺激に、俺は目の前が真っ暗になった。
無意識に、全身に電流が走ったように、
身体が跳ねる。
俺の反応に、気をよくしたのか、
胸へ顔を移動させた。
その瞬間、俺は、まるの肩に
思いっきり肘を入れた。
丸「....ッ///」
まるが怯んだその隙に、俺は、
まるから逃げだそうとした。
でも、馬乗りになられているので、
それも叶わず....
俺は、がっくりと横を向いてうなだれる
しかない。
そして、気がつくと泣いてた。