第21章 危機
まるは、割といつもキョドってるところあるけど、今日は一段と面白い....
俺が、こっそり笑っていると、
丸「二ノは、よく翔くんとこ..来るの?」
と聞いてきた。
「あ~、たまに..ね。」
丸「そーなんだ...
俺、急に横に呼ばれて、
...翔くんいると思ってたから..
二ノがいて、...家間違えたかと..」
「そんなはず、ないでしょ...」
丸「だよね~...ハハハッ...
...にしても、横山たち、遅いね~」
「一時間はかかるって!」
(それにしても、コイツ、
俺のこと、全く見ないし.....)
少し、からかってみようかな...
.....それが、間違いだった。
俺は、徐にまるの腕を掴み、
「筋肉、スゴいね~...相変わらず、
鍛えてんだ♪」
と笑った。
丸山は驚くほど、ビクッと反応し、
俺に向けた目を、急いで反らした。
丸「ニッ..二ノも..ジムとか..
..行けば..いいのに...」
「俺??俺は、...そーだよな~。
鍛えないと、ヤバいよね...
俺も、こんなに、なるかな~...」
そう言って、まるの胸筋に触った。
すると突然、まるに腕を掴まれ、
俺は、固まった。