第21章 危機
「おー、まる!!!...開けたよ」
丸「えっ?...二ノ?」
驚くまるに、早く上がってくるように言った。
(もたもたしてると、目立つだろーが///)
少しすると、玄関のチャイムがなったので、
俺はドアを開けて、まるを招き入れた。
明らかに、挙動不審のまるが、
ちょっと面白い。
俺は、黙って立ち尽くす彼の両肩に、
後ろから手をかけて、
「何やってんの?入れば~♪」
と声を掛けた。
面白いほど反応し、飛び上がったまるは、
丸「...なんで、二ノが、おるん?」
と聞いてきた。
(そっか...翔さんとよこと3人だと
思っていのかな~?
まっ、実際、俺だって、まるが...しかも、
ひとりで先に来たことに、驚いたぞ...)
「まあ、座れば?」
そうまるに促し、
『まる、来たよ』と翔さんにラインを入れた。
『はやいな~ 俺らは後、1時間はかかりそう』とのこと。
(じゃ、せっかく来たし、丸山くんを
おもてなし♪しとこうかな...)
「まる~、ビール飲む?」
丸「あっ...うん..いただこうかな..」
(なんだコイツ...緊張し過ぎで、笑える)
俺は、ビールを二缶冷蔵庫から出し、
ソファーの下に正座するまるの隣に、
くっ付いて座った。