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いつも貴方がいた【気象系BL】

第16章 擦違



〔櫻井side〕

ニノはまだ怒ってるみたいだった。
俺はこの時、どこまで話すのか、
決めかねていた。

ニ「コーヒー入れるよ...」

ニノは、俺に何か言われる前に...
と思ったのか、キッチンに行ってしまった。

(ここまで来といて、やることはひとつ..
ニノの誤解を解かなきゃ...)

「カズ。こっちに来てよ...」

二「.....」

「先週の金曜日のこと。
大野さんと一緒だったこと、
言わなくて、ごめん....」

二「......」

ニノは黙って聞いている。
迷っていた俺の気持ちは、決まった。
全部話そう。そうしなければ、また、
どこかで嘘を言わなきゃ、
いけなくなるだろう。


「木曜日...カズが泊まりのロケの日...
松潤と大野さんと仕事終わりに
飲みに行ったんだけど..」

俺は、ニノがどんな顔をして
聞いてくれているのか不安になり、
キッチンに行った。

俺の顔を、今度は静かに、
真っ直ぐ見つめるニノ....

「こっちにおいで....」

素直に従い、俺と一緒にニノは
ソファーに腰を下ろした。

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