第14章 盲目
翔さんは、入り口付近で、
顔見知りのスタッフに捕まって、
笑顔で対応する。
(ホント、カッコいいんだよな~♡)
彼女「あっ!!櫻井く~ん♡こっちこっち♡」
バラエティーで何度か共演しているので、
知らない中ではなく...
(...にしても、馴れ馴れしいよ!!)
翔さんは俺を見つけて、ニッコリしたが、
彼女に誘導されて、その反対隣に座った。
彼女を挟んで、俺と彼…...
櫻「お疲れ~ニノ。来てもよかったの?」
と、彼は乗り出して俺に声をかけてくれた。
それに応えようのすると、
彼女が速攻「いいのいいの!!」
と身を乗り出した。
(くそー///負けないぞ!!)
と思ったその時、
「ちょっと~、二宮くん、こっち来てよ」
と俺を呼ぶスタッフの声。
(えー!!!!こんな肉食獣みたいな女
のところに、翔さんを置いてけっつーの??)
「はーい...」
俺は、泣く泣くその場を離れた。