第13章 幸福
俺は、舌を絡ませながら、
ゆっくりとニノの身体を撫でる。
それだけで、ニノは甘い吐息を漏らす。
暖炉の暖かさが部屋全体を包み、
俺は暖炉の前のラグに、
ニノの身体を横たえた。
上に着ていたものを脱がすと、
オレンジに照らされたニノの肌が、
いつも以上に色っぽかった。
たまらず、首筋に舌を這わせ、
胸の先端をそっと噛む。
二「あっ...はぅ...んん...」
俺の刺激に、ニノは過剰なほど反応する。
気をよくした俺は、ベルトに手をかけ、
あっという間に下も全部、脱がせた。
暖炉に照らされる生まれたままの姿のニノ。
俺はまだ、何も脱いじゃいないわけで...
そのギャップが、
いけないことをしているようで、
ゾクゾクする。
俺にされるがまま、喘ぎ声をあげるニノも、
もしかしたら、このシチエーションに、
いつも以上に、感じてるんじゃないか...?
もう十分にそそり立ったニノ自身を、
裏から指でなぞり上げると、
ニノは仰け反って反応する。
二「...やぁ..だめ...あっ!!」
俺がニノ自身をしっかり口に入れると、
ニノは、俺の頭を押さえてきた。
ご要望通りに。
ゆっくり舌を使いながら、
口を上下させると、
不意にニノが俺の頭を押して、腰を引く。
ニ「...しょお..もう、出ちゃうよ..」
「いいよ....イって♡」
ニノは、ゆっくり上半身を起こし、
俺の服に手をかける。
ニ「..一緒に...イキたいよ、翔...」