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いつも貴方がいた【気象系BL】

第13章 幸福



〔櫻井side〕

俺とニノは、二泊三日の休みで、
軽井沢旅行を計画中だった。
ホテルだとチェックインなんかが、
面倒なので、事務所の先輩の別荘を借りた。

かねてから、いつでも使っていいよ、
と言われていたのを、
今回初めてお願いしてしてみた。

彼女と行くなら、気をつけろよ...

と言われ、

「違いますよ...メンバーとです。」

と答えた俺。まあ、嘘ではないから...

すると『気をつけろ』と言ったくせに、

「お前ら、休みまでくっついてないで、
女でも作れや~...」

と先輩は笑った。

俺は「ですよね~」と言いながら、
笑ったが、心では『彼女ですけど...』
と答えていた。


ニノは、久しぶりの2人の旅行を、
かなり楽しみにしていた。
相葉くんからガイドブックを借りて、
鼻歌混じりにめくっている。

言っとくけど、そんな観光地っぽいとこ、
無理だから!!気付かれても面倒だし...

まあ...楽しそうなニノに
水を差すのも忍びないので、
言わないけどね...


さて、俺も旅行の準備にかかりますか...


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