第65章 答え
和「………昨日連絡くれなかったね」
「ごめん…昨日疲れてスマホ触ってなくて」
和「………そっか。でもちょっと寂しかった」
「ごめんね」
和「………潤くんとはどうなの?」
確信を付くにのの言葉。
バッとこっちを見る相葉くんと智くん。
………そう来ると思った。
だから…昨日のメッセージも通知だけ見て未読スルーしたのに。
にのの事は大好きだ。
何でも話せるし1番頼ってるのも分かってる。
けど今は…話したくない。
傷をさらけ出したくない。
落ち着くまで待って欲しい。
なのに。
和「潤くんのした事は許せないけどさ…でも…俺嫌だよ。2人がずっと険悪なの」
「………分かってる。迷惑掛けてごめんね」
和「迷惑なんて思ってない。翔さんが心配なの」
「うん。ありがと」
雅紀「ほーら。にのちゃん終わり。旦那さんが待ってるよ」
「あっ、もう。あいばか!」
相葉くんが後ろからにのちゃんを起き上がらせ、強引に智くんの隣に座らせる。
和「もう!翔さんと話してたのに」
雅紀「大丈夫だって。夫婦の事は夫婦で解決するからさ」
向かいに座るにのと話しながら相葉が机の下で、そっと手を撫でてくれた。
和「でも…」
智「かーず」
和「むぅ…」
雅紀「それにもうすぐ松潤が来るから」
あ…そうだ。
もうすぐ…潤が来る。
緊張が始まったのと同時に楽屋の扉が開いた。