第64章 嵐の夜に
翔「んうぅ、ふぁ…」
翔くんの両腕を壁に押し付ける様にして唇を押し付ける。
遠慮なんかしなかった。
舌を捩じ込み、絡め取り、翔くんの口内を貪った。
それに答える様に翔くんの舌も絡み付く。
脳天が痺れる様な口付け。
翔「はふ…んっっ…は…」
キスをしながら翔くんの腰を支える様にして抱き上げる。
翔くんが俺の首にしがみつく。
そのまま俺は脱衣所から寝室に移動した。
寝室に入り、翔くんを降ろした後、服を脱がせる。
雨をたっぷりと含んだ衣類は水音を立てながら床に落ちていく。
「冷たい…」
冷えた翔くんの身体に指を這わせる。
翔「温めて…斗真…」
その言葉にたまらなくなり、また深くキスをしながらベッドに沈めた。
窓に雨風が叩き付けられる音を聞きながら、暗がりの中、翔くんを産まれたままの姿にしていく。
女神の様な、綺麗な滑らかな翔くんの身体。
ずっとずっと夢に見ていたそれが目の前にある。
斗真「愛してる…」
翔「あっっ…」
指先で桜色の可愛い飾りを指でなぞると…ピクッと身体が震える。
翔「ひゃっっ…」
そのままキュッと摘むと…可愛らしい声が盛れた。
もっと聞きたい。
この人の声を。
俺は…翔くんに覆い被さる様に、その飾りに吸い付いた。